6月議会質問・・・アフターコロナ

4.添付

2部構成になっています。長いので途中までお読みください。

テーマはアフターコロナのニューノーマルの元で、行政は

1.  稼ぐ、省くをどう推進していくか

2.  財政の将来不安を市民にどう理解を得るか

3.   新たな戦略を集中して検討する「将来課題管理室」というような部門を市長直轄で設置してはどうか

の3点。

今回のコロナショックは我々に新しい生活様式、新しい経済環境、そして新しい規範や思想を突きつけた。ある本から・・・「危機の襲来に対峙し、これから起きることに対して最善の準備と最良の決断をするには『想像力』が重要である。今、目の前にある危機を生き残ると同時に、パラダイム転換後のニューノーマルを展望、想像し、諸々の準備を仕込んでおくことが求められている」・・・とあった。          

私は今回の質問中『想定』ということばを数多く使った。ポイントになるのは、まさに今まで経験したこのとのない、新しい規範、新しい生活様式への『想定力』であろう  。そこで、今回は、どのような変化が起こるのかを想定し、その変化を先取りして、生き残るために行政がなすべきことは何かを探っていきたい。

まず1.経済はどうなるか。別紙A表❶の法人市民税の推移を観て欲しい。2008年秋に発生したリーマンショックの影響はどうでているか。08年度には10億円を超えていた法人市民税が、6年目に10億円台に復活している、まさにU字型回復を示している。今回はこの程度で落ち着くか。きっとさらに大きい落ち込みと、長期化を覚悟しなければならないであろう。

2として雇用。5月に行われた市内企業アンケートでは、解雇、出勤調整、新規採用の取り消し等の対応済という回答は40%を超えている・・・僅かな期間に40%の雇用縮小の流れとは、戦争でもなければありえないのではないか。雇用を維持する、雇用の場を作り出すという試みが、絶対的に必要になると考えるがいかがか。

そこで、3として雇用機会の増加策、イコール働き場所の創設について。私は、これが今後の長期的視野での街づくりの最重点施策になると考える。理由の1は、さきほどの失業者対策。理由の2は、今回のショックで、東京圏から移住希望やふるさと回帰が見込まれるという想定。理由の3は、地元の若者の就職先に、地元が選択される率が増えるとの想定。そこで働き場所の受け皿の創設。今回のショックで顕在化したのは、サプライチェ-ンの見直しの流れ。企業の国内回帰は企業誘致のチャンス、雇用増に直結する。しかし、残念ながら本市にはまとまった誘致可能な工業用地がない。柳井市は工場跡地に㈱トクヤマさんを誘致した。地元雇用に期待の声があがっていると聞く。岩国市も本市と同様、重油による火力発電所を完全閉鎖した中電さんの跡地の誘致に力を入れていくであろう。本市にも、山田地区に住宅開発を許可した土地が眠っている。日石跡地ほか可能性のありそうな用地もある。行政が自ら仕組めば誘致可能な対象はないか。相当無理をしてでも・・・つまり度を越した選択と集中を行っての先行投資が必要ではないか。

4は農業振興。今回のコロナショックは、以下の命題を突きつけた。㊀必要なものが金をだしても買えないという事態が起こりうること、㋥国内で調達し国内市場で商品をはかすという流れが重要な生き残り策であること、㊂複数の国で農作物の輸出規制が実施されたこと・・・今後食料需給のための施策=農業傾斜の対応が各自治体に要請されるであろう。本市の農業への関りはA表❷の歳出に占める農林業費の割合のお粗末さをみるまでもなく、まさに“農業放棄市”状況にある。全市をあげての農業法人の誘致ほか、知恵をしぼれば少ない資金でもって効果をだす対応策がありはしないか。

5は消費。コロナという将来を見通せない非常事態にショックを受けて、㊀新しく家を建てようという意欲、㊁新車を購入したいという意欲、㊂結婚しようとする意欲、㊃子どもをつくろうという意欲・・・これらの減退が想定される。これは消費の落ち込みに直結する。本市独自でも、たとえば㊀調整区域を見直したり、空き家住宅の再生による安価で良質な住宅地の提供、㊁結婚、子作り等の創生事業への知恵をしぼった思い切った踏み込み・・・創生戦略の見直しが必要にならないか。

7は財政対応。A表❶はリーマン以降の市税の推移。08年度の市税の合計額は100億円を超えていた。ところが、リーマンショック後は、大幅な落ち込みになり、10年経過した18年度決算においても市税総額95億円とピーク100億円に5億円も届かない状況が続いている。リーマンは“失われた10年”を生じたが、今回は、どの程度の額でどの程度の我慢の期間を覚悟しなければならないか。

一方、国は多額のプライマリーバランスを無視した赤字国債を発行して、コロナを乗り切ろうとしている。今後、地方への交付金、補助金は、また、地方消費税交付金は、どこまで落ち込むか。本市の財政運営においても、現下のコロナ対策に加えて、雇用機会創出等経済対策や、このような時期に最も被害の大きい生活弱者への支援強化・・・以上、コロナの影響が避けれない財政状況を考えると、将来において市民が現状程度の負担で現状程度の市民サービスを受け続けることができるか不安にななる。このような状況を克服するには、とても「財政構造の見直し」程度の対応で収まるとは思えない。

まず、知恵を総動員して、あらゆる行政機能、あらゆる行政資産、あらゆる行政機会を活用して“稼ぐ”(B表❺❻をみるまでもなく本市の稼ぐ仕組みはお粗末すぎる)、次に市民にこの財政窮状を理解してもらって、危機意識を共有していただき“省く”・・・そのような踏み込みが早期に必要にならないか。 

一方、最後の8として、コロナが本市に幸いをもたらすものは何か。先ほどのサイプライチェーンの見直しは期待できる。東京圏の住民のコロナ疎開、若者の地元志向等、新しい流れを行政の施策に生かすにはどうしたら良いのか。組織が構造変革や常識超えができるのは、今回のような厳しい課題をつきつけられた時である。松下幸之助語録『好況よし、不況なおよし』は、ピンチは新しい仕組みに転換できるチャンスになることを教えてくれている。アゲンストの風の時こそたこは高くあがるのである。  

以上、評論家的な推定を並べてきた、しかし、よくよく考えてみれば、日々の仕事に振り回されている職員の皆さまには、そのような推論、空論に付き合う余裕がないかもしれない。また、失礼ながら、行政マンとして長年生きてきた皆さま方には、これまでの常識超えの対応策などへの知恵には、限界があるかもしれない。

しかしそれでも、㊀常に夢を語っている、㊁周囲とは波長の違う発言を繰り返す、㊂上司や組織の存在をなんとも思わない、㊃口は悪いが頭脳は悪くない・・・そのような方が庁内に2人や3人はおられると思う。そのような人を市長直轄で集めて「将来課題管理室」を創設していただきたいと考える。

6月1日の全国紙に大手商社の国民へのメッセージが掲載された。この会社の社是は『稼ぐ、削る、防ぐ』である。実は私はこれから『稼ぐ、省く』という私なりのフレーズの参考にさせていただいた、つまりパクらせていただいた。

この訴えを私なりに要約してみた。『少しづつ状況が変わり始めた。今の時点は防ぐの時だが、これからは経済の番。何ごとも早く手を打つこと、今だからこそ新しい方法を生み出すことが大切になる』とした上で『相当な時間がかかるでしょうが、この先に待っている、ニューノーマル・・・懐かしくて新しい、みんなの日常に帰りましょう』と結ばれている。

コロナという目の前の対策に明け暮れる毎日であるからこそ・・・  ㊀将来に想定力を働かせることに  、㊁課題に向けて早く手を打つことに 、㊂これまでの常識を打ちやぶった新しい仕組みを生みだすことに・・・これらに知恵を集中する役割を「将来課題管理室」に担って欲しいと考えるがいかがか。

 

以下は、これ以上の長文におつきあいが可能な気力のある方のみお読みください。面白いですよ。決して皮肉を言っているのではありません。

 

以下の5つの話は、行政においてこれまでの発想を超えて、成し遂げられたことばかりだということ。やればできると大いに評価をする。しかし、逆に考えれば・・・これまで対応できなった壁は何であったのか、新しい仕組みの発想にまで飛び越えられなかった理由は何であったのか・・・そのことに思いをめぐらせる必要がある。それが、今後、アフターコロナの新しい仕組みを考える時の参考にならないか・・・そう考えた。

㊀夢タウンの前庭に駐車場が広がった。私は考えた。。夢タウンが創設されて以来30年、駐車場不足は長年の課題であったはず。では、なぜあの場所を駐車場にしようという発想がなかったのか。これまでの常識を打ち破って、誰がここを駐車場にしようと発想したのか。そして、既存の流れを断ち切って誰が決断したか・・・どうか。                                                                                       

㊁B表❸に大城の1~12月の経営数値を3年間比較している。これをみると、利益額は18年比較、なんと50百万円近い増益になっている。大雑把に要因を探ると、ひとつは、宿泊単価をあげていること、ふたつは経費比率を大幅に圧縮したことの2点。宿泊単価・・・宿泊者を減らさずに値上げをすること、そんなに簡単なことではない。一方経費率をここまで圧縮できたこと・・・同じスタッフがこれまでの既存概念を打ち破って意識改革ができた意義は高い。これまで多くの企業経営を観てきたが、ここまでの内部変革を知らない。そして、この経営改善が経済部の強い指導のもとに実現できたことも、指摘しないといけない。                                                                                         

㊂B表❺の救急車発動件数。昨年は初めて前年比75件のマイナスになったと聞いてびっくりした。今年もコロナの影響もあるであろうが、大幅な減少で周辺市に比べてもその幅が大きいことが観て取れる・・・なぜ減少したのか。私は、数ある理由の中に「不要不急の救急車の利用は控えて欲しい」という地道な投げかけの成果ではないかと考える。市民への周知が結果となって顕れた好事例ではないか。

㊃米泉湖のウォーキングコースに距離を示す表示板ができたこと。私も以前市民からの要望で職員に問いかけたら、「県の施設で無理」との答えであった。そんなものであろう。今回、ロータリーさんの寄付が後押しになって実現した。それも、まことに柔らかな表示となっている。私は考えた・・・それでは、今までできなかったのはなぜか。金の問題だけか、今回誰がやろうと発起したのか。                                                                                                                                     

㊄市民課の窓口の前を通っていた時、年配の爺様(私ではない)に向かって女性職員が『ご用件は承っておりますでしょうか』と発した一言。驚いた。それは、そのことばの丁寧さとかしつけではない。私は銀行の窓口の経験があるが、立っているお客様に向かって、要件を訊ねるような場面を知らないし、そのようなマニュアルもない。窓口に来られて用件を言われるまで待つのが通常。私はこの女性職員の投げかけに、受け身ではなく、自ら市民寄り添おうとする役所の潜在的なスタンスをみたと・・・大げさでなく驚いたのである。

以上・・・長文のおつきあいに感謝します。                                                                                                                                                       

 

中国新聞投稿『将来にツケを回すな』

以下、私の“我慢がならなくて”中国新聞に投書したコメントです。残念ながら取り上げていただけませんでしたが・・・。

表題:『将来にツケを回すな』

文章(430字前後という枠あり)

私の政治信条とは異なる ものの「オピニオン」とこ の「広場」には多くの学び をいただいている。しかし、4日付「辛酸な め子」氏のコラムには我慢 がならずに筆をとった。  内閣支持率が示す通り、 遅い、的外れという国民の 苛立ちは理解するが、❶休 校もマスクも国民の意識を 一変させる効果はあった、 ❷緊急事態宣言は統制のゆ るい我が国民に自粛を徹底 させた、❸将来にツケを廻 す赤字国債の発行によくこ こまで踏み込んだ、等は評 価されて良いのではないか。 さらに気になったのは、 「国民がしっかりするしか」 の表題である。生活弱者の 救済が最優先されることは 論を待たないが、通常の生 活ができる層は国家に頼ら ず自ら生きる道をさぐって いかねば、財政がもたない。 政府はここまで国民の命 を守ることに心血を注いだ。 次は市民や企業が自助、共 助の精神を発揮し、国の将 来に貢献すべき時であろう。 まずコロナ禍中にない我々 は10万円を消費しょう。 孫子の代のために「我々 現世の国民がしっかりしな ければならない」のでは。 

 

「辛酸なめ子」氏の6月4日記事抜粋 表題「コロナと政府」 『国民がしっかりするしか・・・』

❶脱力に次ぐ脱力。政府のコロナ対策を見てきて諦念の域に達しつつあります、 ❷動きの鈍さの陰には何かの利権が絡んでいるのでは 、❸迷走が過ぎたのは安倍首相の「貴族動画」です、本当に庶民の気持ちが分かっているのか不明です、 ❹アベノマスクの問題点と配布遅れ、 ❺給付金の遅れとオンライン申請のトラブル、IT大国とはいえません と続けて・・・締めくくりは、 残念な政策が重なって、国民の失望が高まり、検察庁法改正案に抗 議するムーブメントが発生。その渦中の人、黒川弘務は賭けマージ ャンが発覚して自滅。もう国民がしっかりするしかありません。

 

どう思われますか・・・感想をお送りください。

 

12月議会で25年後の将来改題対応を取り上げました

下記はそのあらずじです。

すべての問いかけは下記付表のワードに、また数字は「添付」と題したエクセルに記載しております。暇と我慢のできる方のみお読みください。

あらすじ

間1

総務省国立社会保障、・人口問題研究所の推定した、25年後、2045年の下松市の人口は、5394人減少するとなっている。この人口減と高齢化社会は、個人市民税の減少や生産力、消費力の低下、老人対策費の増大をもたらす。さらに、国の交付金に依存できない懸念や、待ったなしの災害対応への資金需要、さらに金利水準の上昇等の要素も加わり、大幅な資金不足をきたすことが予測される。

これを、増税や、国や県への依存、借金での穴埋め等の手段で補うことができるかは疑わしい。市は財務面の将来課題をどう捉えているか。

 

問2

その対応策として、

(1)市民の自治体依存意識を払拭して自助の意識をどう醸成していくか

(2)受益者負担の拡大ほか市民に痛みを認識してもらう施策に踏み込めるか 

(3)「あった方が良いが無くても済む」事業の実施を5年間凍結する等、当面の財務構造改善のための思い切った事業見直しができるか

(4)以上を含めて、当市の現在の財務状況と、将来負担増という行政課題を市民にどう知らしめていくのか

・・・以上4点を問いかけたい。

財政改革を突出して先行実施している兵庫県三田市の市長に訊いた。改革のイの一番は『市民と行政との役割分担の見直し』とのことであった。

下松市は現状、まだ他市に比べてマシな財政状況のなかで、腰をすえて、これまでの常識を超えて、市民の痛みをともなうことを覚悟して、改革に取り組んでいただきたい。

『現在と同じくらいの負担で現在と同じくらいの市民サービスを受けられる』・・・そのような下松市を、若い世代に残していかなければならない。当市の将来課題への対応を問う。

 

19・12・一般質問・25年後・ブログ                             添付

添付

まず・・・今回の要約です。
市民に誇りと自信をもたらし「シビックプライド」を醸成するために・・・
1.映画「ある町の高い煙突」の上映に関連して、当市の恩人「久原房之助」を取り上げることで、本市の知名度アップを図れないか。私が実施した下松市民173人に聞いたアンケートでは『久原房之助を知っている』と答えた割合は28.9%であった。これで良いのかという思いをもつ。そこで、日立市など関係都市と友好都市契約の締結を行い、久原房之助を「NHK大河ドラマ」に取り上げる企てができないか。       
2.2019年版「住みよさランク22位」をどう受け止めて、市民にどう知らしめていくのか 、                        ㊀前年度から8位のランクアップの要因をどう評価するか、       ㊁上位ランク、不良ランクの指標項目の実態をどう捉えているか     ㊂市民は住みよさを実感しているとうか・・・私のアンケートでは『住みよいいう実感がある』という回答が82%あった・・・これは絶対多数といえないか                               ㊃人口が増加していることと、住みよさが高評価されていることとの関連をどうみるか・・・というものであります。
なお、以下は私の思いをかけた全文です。時間と心の両方に余裕のある方のみ、お目通しください。

私の思い。

私が大事にしている、JR九州社長の指摘を紹介します。

地域を元気にするということの本質は何か。地域が賑わうとか経済力が増すというのは副次的なものであり、まずは地域の人たちが自分たちの地域に誇りと自信を持つことが原点。そうすれば観光客数増や新規移住という結果は必ずついてくる。

私は『自分たちの地域に誇りと自信をもつ、これが街づくりの原点である』というこの発想に我が意を得た思いでおります。

今回はそんな思いをベースに2つのテーマに触れたいと思います。

まず、「久原房之助翁」を取り上げます。

皆さま、新田次郎原作の映画「ある町の高い煙突」をご覧になりましたか。日立市にある銅山が、120mもの高い煙突を建てて、煙害の防止に成功したという、経営者と地域住民との熱意が胸を打つ、すがすがしいストーリーでありました。映画は見ごたえがありました。

そして、その主人公の一人が、日立鉱山の創業者社長、久原房之助であります。

この久原房之助翁が、現在の日立製作所の始祖であるとともに、大正、昭和の時代を象徴する実業家であり、転じて、戦中戦後の政界のリーダーの一人であったことは、知る人ぞ知るところであります。

一方、翁が我が下松市に、人口18万人の日本一の大鉄鋼所の建設を計画したこと、その計画が、折からのアメリカの鉄鋼規制に阻まれて断念せざるを得なかったこと、そこで、お詫びの意味も込めて下松工業高校の創立のために大金を提供したこと、また、買収した土地がその後、日立製作所の車両工場に進展したこと・・・これらも、知る人ぞ知るところであります。

山口県の誇りと思う作家「古川薫」が翁を主人公として書いた「惑星が行く」の理想工業都市の夢という個所を紹介します。ユートピア構想であります。

第一期事業は恋ヶ浜から海沿いに造船所を建設、第二期は全域に鉄工所を設ける。地域内に流れる川は横に鉄道を施設し、運河を掘り、4カ町村にわたって新市街を設け18万人を収容、これに上下水道、電車(チンチン電車のことでしょう)をはじめ、学校、娯楽場、劇場、公園などの設備を整える。これが発表されると、地元は興奮した。まず、大地主の矢島専平が買収に応じることを了承し、下松町議会はただちに議会を招集して工場設置を全会一致で容認した・・・以上、記述を要約しました。

私は、この大鉄鋼所計画が実現していたら、下松市はどんな街になっていただろうかと、未練がましい思いにふけりますが、それでも久原房之助という人物を下松市の大恩人と思っている一人であります。

まず、下松工業高校=下工に関して・・・以前、日銀下関支店長は『山口県の瀬戸内沿岸の大型コンビナート工場がここまで発展したことは、地元工業高校卒の優秀なエンジニアの存在を抜きにしては語れない』と県内の工業高校の質の高さに高い評価を与えていますが、この下工は宇部工業高校と並ぶ県内最古の工業高校としてその先兵になった100年間の歴史があります。下工OBが地域の発展に果たした役割はいかばかりか・・・はかり知れないと考えます。

一方、日立製作所笠戸工場であります。創立90年を迎え、グループ企業を含め一体何人の従業員が、そして何人の家族が、日立という会社が下松市に存在したことで、生活し、家を建て、子どもを学校に行かすことができたのか、また、グループ企業が、その従業員が90年間の間、当市にいくらの税金を納めたか、市政80年、日立という存在が下松市に果たした役割はいかばかりか・・・はかり知れないと考えます。

それなのに…であります。私の300人アンケートでは(別紙Aの最後7をご覧ください)、「久原房之助を知っている」と答えた市民は3割に満たないのです。名前も聞いたことがない割合が55%にもなるのです。皆様、この事実を容認できますか。

しかし、嬉しくなる話もございます。300人のアンケートで・・・スポーツ公園でランニングをしていた親子づれにアンケートをしました。親も中学生のお姉さんも久原房之助を知らなかったが、公集小学校の生徒が一人知っていると答えてくれました。お父さんも私もびっくりです。聞けば、学校で習ったので覚えていたとのこと。そこで、公集小学校の湯浅先生に聞きに行きました。玉川校長(現教育長)、末次教頭にも同席いただきました。市が主導する80周年記念の発表会における「街の幸福論」をテーマにした授業の中で   、長岡外史とともに久原房之助について街の歴史という側面で教えたということです。私は80周年事業が意義をもってきたとこの話に感激しました。          

ともかく・・・恩人久原房之助を知っている人がこんなに少ない、よく知られている長岡外史との差は、生まれた場所なのか銅像なのか・・・私は悲しい思いになりました。悲しい思いになりはしましたが…考え直します。翁の存在価値を知らしめることが、市民の誇りと自信、さらに「シビックプライド」に結び付くのではないか…そう考え直したのです。

映画「我が町の高い煙突」は「100年前の実話を描いた映画」という触れ込みにも関わらず、久原房之助は「木原吉之助」と変名になって登場しています。なぜ実名を出さない・・・私はがっくりしております。

そこで提案します。久原房之助翁を主人公にした「NHK大河ドラマ」実現への下松市あげての推進であります。

実はこの発想にいきついたのは滋賀県甲賀市の視察がヒントになりました。若い議員が地域起こしのために「甲賀忍者を大河ドラマに」と呼び掛けていたのであります。大河ドラマなら1年間久原房之助という名前が出続けて知らない人がいなくなります。また、おそらく下松市に触れる箇所は1年間で2日か3日の放送でありましょうが、それでも「下松をしたまつとは呼ばせない」という効果が期待できると考えます。翁を通じて、下松市民に誇りと自信を醸成できるというものです。

さらに、久原房之助という存在は、❶明治以降の殖産興業の歩み、❷そのなかで長州閥が果たした功罪、❸加えて銅、石炭を主体に国内鉱山の開発と衰退、さらに公害への対応、❹昭和初期からの、軍部主導の政治とその抵抗勢力、これら、近代史の歩みを、裏面というか、別の視点から学ぶということ示すことになります。甲賀忍者とは歴史に関わった重みが違います。

さて、それでは大河ドラマが取り上げられる可能性は・・・どうでしょう。難しいと思われる理由は山ほどありましょう。

下工卒でテレビ局に関わりが強く、おまけに娘さんがNHKに勤めているという方は、『久原房之助はひいき目にみても地味すぎる…いだてんの二の舞になる』と一笑に付されました。ただ、『福山雅治、岡田准一、菅田将暉が主役なら多少の目があるかもしれない』との慰めもいただきました。再来年の大河ドラマは渋沢栄一だそうで・・・主演は吉沢亮とかういう、いかにもというイケメン俳優です。先をこされた感があります。

松蔭神社の名誉宮司上田様に聞くと『松蔭神社ではこの7月12日、久原房之助生誕150年記念講演会を開催したところ。久原房之助が注目されるドラマができることは大歓迎であり協力したい。しかし、残念ながら萩市における知名度は維新の志士と比較すれば相当低い』とのことでした。

古川薫著「惑星が行く」のなかで、下松市にふれたページ数は390ページ中、僅か12ページであります。

大河ドラマ実現には相当なエネルギーが必要になるというものです。そこで地域創成事業の側面も加えてひとつだけ推進策の提案をしたいと思います。それは、久原房之助関連の街の友好都市化であります。対象は先ほどの日立市、生誕地の萩市、翁が最初に鉱山経営に関わった秋田県の小坂町、日本鉱業の精錬所がある旧佐賀関町・・・ほかにもあるかもしれません。これらと友好都市契約を結び、定期的にサミットを開く、小中学生が交流する、それぞれの市民が「久原房之助発見ツアー」を組んで他市を訪問する、ふるさと産品やふるさとイベントを自慢しあう・・・そのような無から有を呼ぶ交流ができないでしょうか。そのことが、大河ドラマ実現の推進力にならないでしょうか。

さらにいえば・・・日立市にも小坂町にも鉱山開発を知らしめる記念館があります。我が街にも、日立の車両工場の歴史を展示する資料館が欲しいと思いますが・・・どうにかなりませんか。

さらに、さらに厚かましくいえば・・・日立笠戸工場を日立下松工場に変更して欲しい旨日立に申し込んで欲しい。過去、合併前の下松町が同趣旨の要望を行ったという経緯もあります。

大河ドラマ、友好都市、展示館、さらに工場名称変更・・・いずれも簡単な話ではありません。しかし、久原房之助という存在が下松市にどう関わったか、ひとつの企業進出が当市にどのような恩恵をもたらしたか、また、山下工業所ほかの地域関連工場の技術がどのように進化していったのか・・・ものづくりの街に住む小中学生に学ばせる機会や仕組みを考えて欲しい、それが、郷土愛を醸成することに疑いがないと考えますが、いかがでしょうか。

 

次に、2019年版「住みよさランキング」を取り上げます。4点指摘します。なお、B表は発行元の東洋新報社に問い合わせて作成したものです。

❶今回前年度比8位ランクアップした要因に関して、・・・紙Bをご覧いただきたい。今回は対象指標が16項目から22項目に増加しました。新規の項目の中には、水道料金をはじめ当市が有利な項目が追加されています。それもランクアップの要因なのでありましょうが、追加された項目はそのいずれもが住みよさに直結する指標ばかりで、むしろ今回の対象指標の方が住みよさを正確に、適格に顕していると私は捉えていますが、行政としてはどう受け止めておられますか。

次に上位ランクをみてみます。快適度⑬の水道料金は(実際の順位は全国5番目であるが)、私のアンケートでも300人中82人が優れていると指摘しており、市民の認識も高いと受け止められます。                

もうひとつランク1位の転出人口比率に注目したいと思います。Bの❷年間社会増を見て欲しい。表面1位、実際は全国11位です。今回の対象は17年実績、ここでは616人でありますが、殊に転入者が多い年で、この順位も判りますし、これがランクアップに貢献したことは間違いありません。余分なことですが、18年は外国人が110人減少、これによって社会減23名となっていますので、来期のランクダウンも覚悟が必要 でしょう。ただ、19年は1~8月で228人の社会増の実績があるので、来年1期間だけは辛抱が必要になるということかもしれません。

また、③の20~30才女性人口0~4才児人口の42位、⑯の気候・・・温度や日照時間が全国102位はどちらも認識が薄く、ありがたい指標順位であると考えます。自然の立地条件に感謝したい。また、首都圏から遠く離れた、政府の支援が行き届かない、また、恵まれない経済環境の中での、今回のランクアップを、また22位という順位を、行政の皆様から、これまでの舵取りに自信をもって、市民に伝えて欲しいという思いを持ちますがいかがでしょうか。                  

❷それでも、812市区中、500番以下のワースト指標もあります。Bの②、老年一人当り介護施設定員数は777位で、ほぼ最下位ランクであります。ただし、これは、特別養護老人ホームと介護老人保健施設のみが対象になっており、昨年、健康福祉部長から、18年度からグループホーム18床、ケアーハウス80床を進めているとの答弁もいただいているところです。私が隣接市の知り合いの介護施設の事務長に問あわせたところ、『下松市も含め、待機者が多いといわれる他市町からの入所者はほとんどない。ニーズはショートステイが一番であり、特養は敬遠かち』という回答がありました。この順位がそのまま課題の重さに結び付きません。                     

二番目の不良ランクは④のこども医療費助成の651位であります。当市は高校までもという市もあるなかで、確かにこの面では流れに乗り遅れています。堀本議員の質問では、財務面とのバランスに触れておられましたし、市長はこの対応は全国同一歩調が望ましいと述べておられました 。ここでは医療費助成の是非を問いかけることはやめますが、ひとつだけ・・・早くから対応済の兵庫県三田市は、18年以降、上限400円の自己負担を徴収、32年からは所得制限付けではあるが、自己負担800円に増額するという話を聞きました。財政改善のために逆行した施策をとる市も現れています。他市以上に厚い助成をした市町が、その分多くの交付税を受け取っていることにいきどおりを覚えます。

三番目の不良ランクは、⑫の市民一人当りの歳出額・・・646位です。発行社に確認すると、これは歳出額からは、議会費、総務費、災害復旧費、公債費など、間接的な費用や特別な費用を除いた額だそうです。この項目が住みよさ指標のひとつになることも判らなくないが、市民に多くの金をつぎ込むほど、市民は豊かになるのだろうかと疑問を持ちます。この指標は財政健全化という観点が抜けていると思いますが、いかがでしょうか。

ほかに、ワースト4は、⑮の都市公園面積は571位。アンケートでも(Aの6)若い人から、子どものボール遊びができないとの不満足意見もありましたが、大多数ではありません。ワースト5番目は、㉑の持家世帯比率526位・・・これは、当市への若い人の転入の流れでどうしようもないと考えます。          

こうして下位ランクをみていても不良の内容が決定的で、ここからの脱出が難しいという項目はないように思います。もちろん、弱点は改善、克服することが、市民生活をより住みよくする・・・このことは論を待ちませんが、限りある歳入の中での選択と集中という観点で、これら不良ランク項目に今後どう対応すべきでありましょうか。

❸は『ランクは良くても市民にその実感がなければ意味がない』という聞きなれた指摘に関してであります。別紙、A、市民300人に聞いた住みよさアンケートの3をみていただきたい。住みよさ実感があるかという問いに対し、300人中246人、82%の方が実感があると答えております。NOの回答は17%弱にすぎません。世の中のこのようなアンケートにおいて、絶対多数と判断するのは何%以上からでありましょうか。ちなみに、内閣支持率で過去最高であったのは、田中角栄フィーバーの75%あったそうですが、今回のアンケート82%はこれを超えています。また、7月29日の日刊新周南掲載された周南市が実施した市民向けの住みよさアンケートによると、「住みやすいと、どちらかといえば住みやすい」の合計が73%・・・当市と9%の開きがあります。下松市民は住みよさの実感をもっている、そう判断しても良いと思うがいかがでしょうか。

❹として「人口が増えてかつ住みよさの評価が高い」ことにどのような意義があるかという観点であります。

別紙Bの❸では、住みよさランキング上位で、ある程度人口が増えているのは、合志市や野々市という大都市隣接市を除けば、誠に希少なものであります。一方、ランキングが22位以内であっても、年間1%以上減少している市も、黒部市ほか10市あります。当市で1%といえば年間570人の人口減ということ ただ事ではありませ、対応を迫られます。人口が増えなくては住みよさの価値がなくなると言っては言い過ぎでありましょうか。

Bの❹はデーターパック指標のひとつでありますが、ここ5年、当市の人口が増え続け、一方他の地方都市の過疎化が進展したことにより、順位が極めて着実にアップしていることが判りす。現在も、南花岡や天王台に大規模開発で100戸予定、瑞穂のマンションは来年2月64戸、武田薬品の工場移転の移入も期待できそうであります。今後の人口増、それが住みよさと連動することを期待します。            

当市では1993年から18年までの25年間、約63千人の転入者がありました。8月末時点で5年前の比較をすれば、人口は943人、世帯は1454軒増加しています。学校や保育園の受け入れ体制、上下水道、道路等のインフラ整備、災害対策や交通や犯罪の事件防止、転入者の旧来住民との間の利害調整・・・現時点で、当市に人口が増えるなかで、いびつなほころびが顕在化していない、安全でかつ安心な住みよい街ができている・・・そのような行政の果たした役割は市民に正当な評価を受けてきたのでしょうか。

ともかく、人口が増えてかつ住みよいという現在の当市の状況を、どう受け止めたら良いのでしょうか。

アンケートした市民の300人の方のお一人から話を興味深く聞きました。『何度か下松市はすみよさランキングが高いと耳にするなかで、住みよさに関連する事象を注目するようになってきた。そうするうちに、実感として下松市は住みやすいと思うようになってきた』そう言われていました。

Aの2のとおり、住みよさランキングが全国有数であると知っているかの問いに、YESと答えた割合は91%と絶対多数といえるものでありました。

こうして、行政から市民に当市の優れた点、自慢できる点を、ひるまずに知らしめることこそ、市民に誇りと自信を植え付けるものと考えます。

私は今回ふたつのテーマを取り上げましたが、住みよさランクも、順位の上下には大して興味があるわけではありません。当市の各部門のデーターが、全国レベルの中でどのような位置を占めるのか、殊に当市が優れている項目を市民に認識してもらう、そして知らしめることで市民に誇りと自信を与える・・・このことこそ、住みよさランキングに求めるものではないかと考えます。

同様、久原房之助翁を主人公にした大河ドラマがそう簡単に実現できるとは思っていません。しかし、大河ドラマ実現の推進や、関係友好都市を探る過程で、市民に、久原房之助の価値を知らしめる、そして、市民が我が町の歴史を知る・・・このことで我が町の存在価値を認識する、それが重要なポイントだと思います。

そのための機会…この質問もそうですが、そのための機会を行政の方に様々に企てていただきたいというのが、本音であります。

今年は、倉吉市や四万十市が上位に位置し、『中四国一に住みよい街くだまつ』がキャッチコピーに使えません。そこで、いささか口がすべるという感がありますが、『住みよさを実感できる街くだまつ』というフレーズはどうでしょうか。

 

以上・・・ここまでのおつきあいありがとうございました。ここまでおつきあいいただいた希少な皆様のご意見を拝聴したいと思います。

 

阿武 一治 拝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月議会で「市政100年の大計」をテーマに質問しました

一般質問・19・6・最終 添付図

❶農業の100年の大計 ❷財政の100年の大計を質問しました。別紙に全文を載せていますが、文章が長すぎるという批判があるので、下記にエキスを記載しています。できれば別紙を読んでください。面白いですよ。

❶下松市は別添A表に示すとおり、農業振興策が他市に比べて貧弱である。選択と集中も行政の重要なスタンスであるから、当市の農業放棄市のような取り組みも良いかもしれないが、①食料安保という側面で下松市はその役割を放棄しても良いのか、②IT導入等で、農業は今後目を見張る進化をするかもしれない。食は基幹産業である。投資惜しんで将来後悔することはないか、③農業は働きたい年配者や他所からの転入促進を含めて雇用の創出が期待できる、④耕作放棄地の景観、環境の問題は増々深刻になるであろ・・・これらを考えていく中で、毎年農業振興費を現在より1億円増額するというような大胆な政策もないことはない。農政の長期ビジョンを問う。

❷下松市の財政が財源不足に陥った。当市の財政状況は人件費の圧縮をはじめ、県内トップランナーに位置づけられる健全度をもつと評価されてきた。これまで5次に亘って行財政改革も行ってきた。そんな下松市でも危機的状況に陥ったのは、国の懐具合の影響を受けたからであって、構造的な問題であると思う。そのような中で、従来の対応策を繰り返しても成果はでない、稼ぐ、省くの企業論理に基づく意識改革こそ財政100年の大計と思うがどうか。

 

 

柳井振興について考えてみました

前置き

柳井市の振興に関してデーター(添付)に基づき「深考」してみました。市会議員としての視点ではなく、経営アドバイザー的観点と受け止めていただきたいと思います。なお、このような発想に至る過程で、このまちの片山社長、ダイワハウスの蕪竹支店長の貴重な助言があったことに感謝を申し上げます。

本文

別紙データーのとおり、柳井市の特徴は「昼間人口」が県内一、商都の昔から周辺から人が集まる街であるという点。殊に、市内高校に通う他市町の生徒数比率は群を抜いて県内一(C-③)。この卒業生を地元につなぎとめる手段はないかということで、㊀下松市にできる「歯科衛生士専門学校」への進学勧誘、㊁大規模農業法人による雇用機会拡大、それとともに、の『サイクリングの街』の推進による雇用創造を取り上げたい。

◎『サイクリングの街』の発想に至る柳井市固有の強みは何か

❶観光客数は現在県内ワースト2(A-⑯)であるが、早晩、様々な企画を実施している下松市に抜かれて最下位になると(私は)予測する       ❷観光地がないことはないが、商都の街並みも、植物公園も、月性の歴史遺物も、新庄のマリンパークも絶対的な魅力を持つ施設とはいえまい    ❸市内には高速道路も新幹線も通っていない              というような弱点を逆に強みとする視点にたつと・・・

❶最下位になれば「このままで良いのか」という気運、危機意識が市内に湧き上がるのは必定                               ❷観光地といえるものはいずれも中途半端であるが(失礼)、他所にはない「菓子の樹」も含め、半径10キロ以内にコンパクトにまとまって位置しており、高低差がほとんどない。また、それらを結ぶ道は、国道利用の割合が少ない                               ❸不便を売りにする→スローライフの対象にならないか         ❹そしてそれらをつなぐ当市の他市に誇れる一級品は『美ユーロード』、これは絶景。これらの観光施設と「美ユーロード」をつなぐとすれば     ❺さらに、柳井市は県内一の「日照時間」を誇る街である      ・・・以上から→『サイクリングの街』という発想に至った。 

◎『スルーライフサイクリング事業』のあらすじ

❻市(あるいは商工会議所)が1000台の自転車を用意して市内乗り捨て自由に開放する                           ❼サイクリングの仕様の中に『ポタリング』がある。無理のないお気軽自転車散歩…これを志向。自転車も高度なものは不要。本格的なサイクリング愛好者は自前の車で大島や平生や上関の方面まで足を延ばせば良いというスタンス                                ❽昼間は該当道路をサイクリング車優先にする。殊に美ユーロードは片側一車線をサイクリングロードとして開放するという市をあげた思い切った対応を行う                               ❾柳井市まではなるべくJRを利用して欲しいと勧める。そこで、JRと提携するような対応(カープ切符のような)をとることも可能になる                  ➓美ユーロードサイドにはシャレたレストラン、あるはホテルを作って欲しい。菓子の樹までの川べりをサイクリングロードにするとまでいったら金がかかりすぎるか                           ⓫集客は広島から山口まで・・・(人が集まる街柳井の昔を想起させる)

◎そのなかでも当市でなくてはという集客対象を3点

⓬隣接する岩国市から米軍キャンプの家族の誘致。モーターボートで乗り付けてマリンパークでキャンプ、そしてとサイクリング。アメリカ人のワイルド魂を刺激しないか                         ⓭また、広島市内に住む毎日体を動かしたいと思っている年配夫婦。1時間半の各駅停車のゆったり旅のあと柳井駅下車、植物園からアデリーの坂を降りて菓子の樹でお菓子を食べて、古い街並みに。それから美ユーロードのホテルに泊まり、翌朝は琴石山登山。月性の遺産を経て柳井港からJR乗車し帰宅する・・・まさにスルーライフではないか               ⓮もうひとつ当市の強みを忘れていた。松山や今治市の家族連れを招く。柳井港から自転車に乗る。日常でない船旅、日常でないサイクリング    

◎何ができるか、何が難しいか

これなら賑わいが生まれる。繁盛するのは自転車屋さんだけではあるまい。食事、飲料、宿泊・・・ともかく、サイクリングの自転車が増えるとそれだけで活気つく。中途半端な内容と散らばった観光地がサイクリングを通じてむしろ別の価値を生じる。もうひとつ、当市にはこの街が培ってきた伝統的な“商売人らしい商売人”がたくさんいる。これらの智恵を集約して欲しいと強く望む。

 

できない理由はたくさんでてきましょう。特にサイクリングでなくても良いのです。これら柳井の街の強みと弱みをもう一度拾い上げてこれを生かそうという発想が必要ではないでしょうか。                        ついでながら・・・『アデリーの坂』、『菓子の樹の川』、『カワノストリート』、『いもりリバーサイドロード』、『中電マリンパーク』・・・市から命名権を買って欲しいと思うがどうでしょうか。

 

 

 

2月の質問・・・シビックプライド=住み続けたいをテーマにしました

添付表

今回は「住み続けたい」をテーマにし知恵を絞りましたが、途中から下松市の半端ない転入率に気づき、下松市の誇り=自慢話を市民に知らしめたいという方向になりました。文章もともかく、添付したデーターをお読みください。ただ、下松市以外に在住の方は面白くないかもしれません。

 

12月には、外向きのシティプロモーション、つまり他所に居住している人に向って、①買いたい、②訪れたい、③交流したい,④住みたいと進化していく方策について質問させていただいた。今回は内向きのシティプロモーション、つまり、現在下松市に住んでいる市民に⑤「いつまでも住み続けたい」と思っていただける施策に関して質問させていただく。

私は昨年末帰省した若い下松市出身者から『下松は相変わらずでしょうね』という言葉を耳にした。相変わらず・・・きっとその方の目からみれば下松市には、都会的なシャレて洗練された風土はない、よく言われる美術館も音楽堂もない、多くの若者は高校を出たらこの地を離れる、古くからの老人が居座っている・・・そんな街に映っているのであろう。

下松市がパーフェクトな街であるわけではない。足らない要素もたくさんある。しかし「相変わらずでしょうね」と見下された評価を受けることは看過できない。

私は、当市は国の政策が及びにくい地方都市としては、おだやかで温かく、活力に満ちた、誇りあふれる街であると自信をもって発信したい・・・とそう考える。  よく言われる「住みよさ中四国一」の実感がないという市民層に、すばらしい街だと実感してもらいたい・・・そう考える。                  そのための対応策を行政にとってもらいたい・・・そのことが、内向きのシティプロモーション=シビックプライド醸成に必要な要素だと訴えたい。

当市が住み続けても良い、他市町に比べたら圧倒的に優位な街であることを、私なりに立証したい。                             添付したA表は県内13市においてランキング可能な対象を指標内容が重複しないように生活関連38と財務関連32、計70項目ほど集めたもの。恣意的で絶対順位ではないことをお断りしておく。                     しかし、これをみると、                           ❶ランク3位までの合計は43項目で70項目は中60%を超える。また、11~13位のワースト3の数はわずかに9項目である               ❷平均順位は4.3位で2位ランクの防府市との間に1.4位の大差がある   ❸ランク1位の数も24項目と他市との差は歴然としている          と県内他市比較では当市は一人勝ち状況にあるとみた。こんな街はほかにはない。                                   さらに、これをみていると、                                 ㊀市民はこのような優位のデーターを、この当市のすぐれた住環境を、どれだけ認知しているのか、㊁別のことばでいえば、市は市民にどう知らしめようとしてきたのか、㊂加えていえば、市民の誇り、シビックプライド醸成の努力はどう展開されてきたのか・・・を問いかけたいという思いにかられる。

一方、不良順位で取り上げたいのは、最近時の市議会議員選挙の投票率である。 14年46.5%、18年42.5%はいずれも県内ダントツの最下位。この数字は、市民の行政に対する愛着度合いに疑問をもってしまう低率であるといえるではないか。私は、この投票率の低さに注目し、ここに当市が対応すべき課題が内在していると考えた。

投票率の低い要因を様々考えるなかで、市外からの移住者が多いという事実に行き当たる。                                 B表7「くだまつし統計書」でこの25年間の人口移動をみると、転入者の合計はなんと63千人にのぼる。この中には、Uターンした方も、転入したがその後に再び転出した方もあろう。しかし、この25年間で63千人の転入者があったという数字は下松市の現人口57千人からみて半端ではない。                         加えて、B表5、これは、15~17年の3年間の転入者数を人口で割った数字で転入率と表示しているが、下松市が学生の集まる山口市や、航空自衛隊新人隊員がまとまって着任する防府市など特殊要因がある街を含めても、山口県内一位なのである。                                      では、一体市民に占める他市町生まれの人口構成比はどれくらいか。市民アンケートなどを参考にすると、6割以上が他市町生まれの転入者ではないかと推定する。                               転入者の多さは何に結びつくか。先の投票率だけでなく市政に様々な影響を及ぼしていることは間違いがない。

まず、転入者の比率の高さが影響するのは自治体への加入率ではないか。当市の加入率は80%を切っている。私は、この転入率の高さが、自治会加入世帯率の低率を、さらに投票率の低率を呼び、結果として、すべてではないにしても、市民のシビックプライドの弱さや行政離れに、何らかの影響を及ぼしているのではないかとの危惧をいだく。すべてではないにしてもである。              市の発信や施策の浸透などは、転入者の存在を意識し、これら市外出身者に寄り添う形の努力をしないと、浸透していかないことにならないか。

そこで、転入者に満足を得られる、さらに望めば「住み続けたい」と思わせるような仕組みを考えてみた。5件提案する。

1は潮騒を通じて当市の強みを強調すること。                市報「潮騒」にわが市の自慢話しのページを毎月1ページ作って欲しい。先ほど申し上げた70の項目・・・殊に、1位から3位の項目について、なぜこんな結果になるか、そのストロングポイントを判りやすく説明して欲しい。市民に「知らしめる」努力を行うことでシビックプライドを醸成して欲しいということ。

2は市報の全戸配布。                           こうして強みを判りやすく説明するページを作っても、市報がいき渡らなくて絵に描いた餅。むしろ自治会に加入していない、つまり市報を目にしない市民にこそ読んでいただきたい内容・・・どうするか。そこで市報の全戸配布を検討したらどうか。費用は→郵便局に聞けば一戸30円×26000戸×12回≒年間900万円程度の負担になる。

3は行政から若い世代への接近の手段に関して。               転入者を含めた若い世代の中で、ボランティア、自治会活動、スポーツ団体や趣味のサークル・・・そんな会に無縁である方は多い。地域活動に参加してれば、大なり小なり行政に接触する機会があり、市政に関心もでてくるはず。そこで、大多数の若い世帯が参加できるサークルは何か考えてみた。子ども会、スポーツ少年団等を含めた父母会ではないか。この小学校から中学校の9年間に、ほとんどの親が参加する父母会を、単に子どもの教育環境充実だけを追求するサークルでなく、行政との接点つくりの要素が加えられないか。行政が父母会に積極的に接点をもって、市政の現状の説明や、市民活動参加への誘いを行うための仕組みつくりを作って欲しいと思う。

4は転入者への実のあるアプローチ。                        転入者は毎年2500人前後。1000世帯くらい、この中には、純粋に初めて下松市で暮らすという方が大半になろう。知らない街での生活が始まるのである、聞きたいこと、確かめたいことはたくさんあると思われる。そんな転入者を一同に集めて「ようこそ下松市へ…下松市に住み続ける会」を開催してはどうか。    窓口での転入手続き時に『こんな会を開催するので集まって欲しい。福祉や学校の仕組みなどに関して、事前に聞きたいことを用意して参加して欲しい』とパンフを渡しておく。1週間に一度程度の開催でどうか。その時点で下松新参者としての悩みをまとまって聞くと同時に、行政側も自治会加入を勧めるほか、行政から望むこと、これだけは知っていて欲しいこと・・・そんなことを説明する場とする。そんな会が設けられないか。

5は様々な項目に県内一をめざす市民運動。                 日本一を目指すと宣言したいが、このような地方都市では日本一は現実的でない。環境が似通った山口県内で一番を目指すことで十分。無理でない範囲で、市の数字を少しでもあげようという取り組みを市民運動として行う。          ここでは、現在の不良数字の改善率に的をしぼる→目標値を示して市民運動をする→そして、その目標への進捗度合いの数値を毎月市報に載せて市民に示す。   たとえばということで私が望むこと・・・住居表示実施率を県内一に、さきほどの選挙の投票率や自治会加入率の挽回率、ふるさと納税の伸び率、ごみ分別適正率の向上・・・これらの県内一をめざすのはどうか。こんな数字をあげていけば、住みよさがついてくることは確実と思う。

以上、市民にシビックプライドを醸成できる、「住みよさ」を実感できる、そして「住み続けたい」と思ってもらえる施策を主に広報的な手法を思いつくままあげてきた。

もちろん、これに限るわけではない。知恵をしぼれば様々な対応策がでてくると思う。次期計画の中で無理のない範囲で市民に「住み続けたい」という施策を発信して欲しいと思うが市長はどう思われるか。

 

・・・というものです。                          この5つの提案のひとつくらいは取り上げて欲しいなあと思いながら・・・。

 

ふるさと応援団の募集に関してお願い

下松市では11月末に「ふるさとサポーター」制度をスタートしました。    内容は、市外に住む方々にふるさと納税、ふるさと産品購入、イベント参加等を通じて、下松市の活性化に協力いただきたいということです。
下松市を交流という視点で観てみると、観光資源や農業産品に恵まれているとはいえず、観光客数が県下13市で最下位、ふるさと納税は全国の市町で最低クラスという状況にあります。この、弱点の克服のために、市外に住む下松に縁のある方々に応援団として力添えいただきたいのです。
詳細は下松市のホームぺージから市政情報→ふるさとサポーターへ進んでご確認ください。なお、今後の接点はネット通信のみと考えてください。
下松市は来年市制80周年を迎えます。記念映画の県外上映や、神戸発、下松港寄港のクルーズ船計画もあります。サポーターのたくさんの方に映画を観ていただきたい、クルーズ船に乗って欲しい、そして下松市を盛り上げていただきたい・・・そう願っております。応援団組織が活性化するには数のパワーが必要になります。私は会員数2万人を期待しています。
ぜひ、皆さんに募集活動に協力いただきたい…子どもさん、ご兄弟、おじさん、おばさん、甥ごさんに姪ごさん、そして同級生…たくさんの方にお声がけをお願いします。
ご不審があれば、市の地域政策係か私にご連絡ください。           あなた様のご助力におすがりいたします。
ご意見をいただけませんか。《電話:090-7372-7785・ブログ:nnostyle.info》
 
※私は、将来本制度を都会に住む下松人との間で、①親の見回り、②遺品のかたづけ、整理、③空き家の売却、管理、④墓の管理、墓じまい、さらには、⑤婚活の仲人、⓺就職の斡旋、⑦Uターンのための不動産や空きマンションの紹介等々を仲介する組織に発展できればと思っています。努力します。12月の質問ブログをご一読ください。

 

※参考までに                              ・私は都会に住む下松人に家族を伴って故郷のイベントに参加して欲しい、出張の帰りに親を訪ねる機会を増やして欲しい・・・そう思っています。親が生きていようといまいと。
さだまさし歌 「帰郷」   『疲れた時見る夢は故郷の夢 家に着いて扉を開けてそこで目が覚める 幼い頃庭で遊んだ犬の夢も見る 若い頃の父と母にとても会いたい 今もあの海は青く澄んでいるか オリーブ色の風は今も吹いているか あの橋を渡って故郷へ帰ろう・・・』
山上路夫作詞 「潮騒と星のまち」 (市政50周年記念歌)   『幼い頃か  ら瀬戸内の海 ながめて育ったあなたならば 遠くの町でも日ぐれ時など 想いだすでしょうふるさとを さざなみ白く緑かがやき 夜空にひろがる星の唄 潮騒の町はあなたを待つの 星降る町はあなたを呼ぶの